あなたの痛いところはどこ?【肩・腕】

つらい五十肩の原因と症状、治療について

五十肩(Frozen shoulder)とは、疼痛と可動域障害を2大症状とする疾患で、四十肩や凍結肩、肩関節周囲炎とも表現します。

40代以降によく発症し、中高年で肩関節痛を訴えて来院する患者さんの中で最も多く見られますが、若年の方でも発症します。
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痛みの原因の多くが関節反射の異常により発生しています。

関節反射とは、関節の靱帯や関節胞に存在している固有受容器が関節内外の状態を監視、コントロールする機能です。
固有受容器が関節内部の動きや圧力、重力や外力などの刺激をキャッチすることで周囲の筋緊張をコントロールしたり関節の動きを調節したりし、関節同士に連携を持たせ複合的な運動を可能にしています。

この固有受容器働きに異常が出ると関節内外の状態を監視する事が難しくなり、痛みやしびれ、過緊張(コリ)、脱力、可動域障害、皮膚の硬化などを起こしてしまいます。

この関節反射が乱れた時、痛みやしびれといった症状は「構造上弱くなっているところ」「以前怪我をした場所」「普段ストレスをかけている関節」に出現しやすくなっています。

我々 人間の関節には運動器の状態を常時監視、コントロールしているセンサーが関節の靱帯や関節胞に存在していて、関節内部の動きや圧力などを監視、コントロー ルしている事は先に書いたとおりですが、この関節のセンサーは関節同士でネットワークを形成しています。その中心的役割をしているのが骨盤にある仙腸関節 です。

多くの場合はこの骨盤の仙腸関節が異常を起こし、上記のようにストレスがかかっている関節やケガ等により構造が変化してしまった関節や周囲に痛みやしびれ、 腫れや可動域障害という形で出現します。

その関節反射がおかしくなって出現している症状、四十肩や五十肩では肩に痛みと可動域障害が出ていれば四十肩や五十肩という病名がつけられてしまうケースが多いのです。

四十肩、五十肩の主な症状は可動域制限と痛みですが、痛みは寒冷時、夜間に増悪する事が多く、前腕、手、頚部に放散する事が多く、希に手が痺れたり、力が入らなくなったりするケースもあります。

可 動域障害の原因ですが、肩の関節は上腕骨、肩甲骨、脊椎の関節の運動により行われています。関節反射の異常により関節同士の連携がとれなくなると肩甲骨自 体の動きが低下して(肩甲上腕リズムの低下)肩関節の可動域が落ちてしまいますので、「肩が動かない。」という状況になります。

ここで気をつけたいのは「痛みを我慢して動かさない事。」です。

痛みを我慢して動かしていると痛みを感じている場所がより興奮してしまい、痛みがなかなか取れづらくなってしまいます。多くの方は痛みを我慢して動かして治療していますので、五十肩の治療をより長期にしているものと考えています。

可動域障害はほとんどの場合が関節反射の異常で発生しますので、関節反射が正常に行われるようになってくれば次第に可動域は回復して動かせるようになってきますから、痛みのある間は我慢して動かさない事が大切になります。(極希に回復しない可動域障害もあります。)

治療は関節反射の異常を正常化させる事により徐々に症状は軽快していきますが、急性期で痛みが激しい場合は整形外科でステロイドや局麻剤の関節内注射をするのも激痛を除くには効果的だと思います。

よほど炎症の強い場合を除き、3ヶ月ほどで治癒する事が多い疾患です。

生活上の注意としては、過剰な労働や運動を避け、しっかり睡眠をとり、体を疲れさせない事が重要です。何故なら疲労により関節反射の回復が遅くなったり、悪化したりするからです。

四十肩(肩関節周囲炎)の原因と治療

40代以降によく発生し肩関節の痛みや運動障害をおこす病気。凍結肩(Frozen shoulder)と同意。
原因がはっきりしている疾患(腱板損傷・石灰沈着性腱板炎・滑液胞炎等)を除く一つの症候群と記載されている医学書が多いですが、腱板損傷や石灰沈着が見られてもACT療法で痛みや可動域障害が改善・治癒する事から、関節反射の異常である場合が多いと考えられます。

性別は関係なく、男女とも発症します。
発生しやすい症状は腕を動かした時の痛み、可動域低下(挙がらない、後ろに手が回らない等)、患側を下にすると痛みが出たり、夜間痛がおきたりですが、手がしびれたり、力が入らなくなったりするなど症状は実に多彩です。

これは関節反射の具合による事が多いのですが、体質や生活の中でどの程度ストレスを受けているかによっても変わってきます。(精神的ストレス、身体的ストレスを受けることによって関節反射の異常が生じるからです。)

人間の関節には内部の動き(関節胞内運動)や周囲の筋緊張をコントロールするシステムが存在していて、数種類のセンサーによって監視、コントロールされています。

それを関節反射と言います。

このセンサーの働きに何らかの異常が出ると関節反射が正常に行われなくなり、その症状として痛みやしびれ、腰痛や坐骨神経痛などの症状が出現するのです。
五十肩もこの関節反射の異常である場合が多く、腱板損傷や滑液胞炎、その他画像上の異変があっても痛みは軽減、もしくは治癒していくケースが多いことを実証しています。

野球肩

○野球肩とは?
投球動作によって起こる肩の障害のことを言います。
野球以外でもハンドボール・バドミントン・テニス・バレーボール・ソフトボール等、肩を回す動作があるスポーツでは肩の障害は起こしやすいです。

○なんで痛くなるの?
投球動作にはワインドアップ期→コッキングアップ期→加速期→リリース期→フォロースルー期と5つの動作があります。
それぞれの動作では使われる関節、筋肉等に若干の違いがあり、それに応じて痛めやすい場所などが医学書等にはたくさん書かれていますが、実はあんまり関係ありません。
では何故投球動作で肩に痛みが出るのか?

それは関節反射のネットワークの乱れです。
関節反射のネットワークとは、関節同士はセンサーで相互リンク(通信)しており、これが正常ならば痛みは発生しないのです。
何らかの原因でセンサーの状況が悪くなると、関節の動きを監視しているセンサーが狂い、関節相互の通信情況も悪くなります。
その結果、筋肉が異常に緊張したり、動きが硬くなったり悪くなったりして投球時の痛みとして出てきてしまうのです。

○治療はどうしたらよいの?
まず関節相互の通信情況を回復させなければいけません。
狂ってしまった関節センサーのネットワークを元のように戻す必要があるのです。
関節の働きを元に戻せば、関節相互の通信情況も次第に良くなり、投球時の痛みは無くなっていきます。

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

上腕骨外側上顆炎、通称テニス肘は肘外側の有痛性の障害です。一旦障害が発生すると運動、肉体労働はもちろんの事、日常生活でも痛みの為に活動の制限を受ける事が多い。

文献によると、スウェーデンでの有病率が1〜3%で、40〜50歳の男性では19%にも及ぶという。また、平均有病期間が長く、6ヶ月から2年と長引き、ときに手術に至る事もある。

上腕骨外側上顆炎はテニス肘と称される事が多いが、スポーツ活動が関係しているのは少なく、当施設で調べた場合も7%以下で、スポーツとは特別関係ない一般の方に多い。

症状としては肘外側の有痛性の腫脹と限局した圧痛、炎症が強くなり関節静止反射が亢進すると肘関節の屈曲及び伸展に可動域制限を見る。手関節背屈時に抵抗を加えても疼痛が誘発される。

上腕骨外側上顆炎の原因は骨盤にある仙腸関節と肘の関節の連携異常が原因です。

関節には内部の動きや圧力、方向や速さを監視しているセンサーが存在しており、この仙腸関節を中心にネットワークを形成しています。
このネットワークに障害が生じると痛みや可動域障害の症状が肘に発生するのです。

このネットワーク(以下関節反射の連鎖)に障害が出ると、遠く離れたところに痛みを出しやすい傾向がありますが、1,普段ストレスをかけている関節。2,構造が弱くなっている関節。3,以前ケガをした関節。この3つに症状が出やすいです。

ですから肘が痛いという事で肘の治療に終始していては改善はあっても治癒する事はなかなか無いでしょう。大事なのはこの仙腸関節を中心とした関節反射の連鎖をしっかりと回復させる事です。

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